2001年7月、医療過誤訴訟での鑑定人選定の迅速化を目的に最高裁が'医事関係訴訟委員会'を設置しました。
当会では、発足からの鑑定活動を通じて大学教授等いわゆる「権威者が書いた」鑑定を多数見て参りましたが、医学的に問題点のあるものが多くを占めております。恣意的にゆがめられた鑑定書が、今後ますます裁判上の重要書類として支持されるようになれば、医療事故の被害者である国民にとって不利になるのは必至です。
同年7月16日に医療事故調査会は、『鑑定を引き受けることを医師の義務とする、鑑定内容は公開制にする、鑑定は複数で行い悪質な鑑定を行った医師は処罰対象とする』等を盛り込んだ要望書を医事関係訴訟委員会・最高裁・法務大臣宛てに提出致しました。下記に全文を掲載致します。
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