患者会「松樹会」の活動内容

「夢」

機関誌 「松樹会ニュース」 Vol.31より
松尾クリニック   院長 松尾 美由起



 やはり地球温暖化のせいでしょうか?今年はもう夏真っ盛りのような暑さが続いています。皆様、お変わりございませんでしょうか?

 今、私の手元に一冊の本があります。クリニックに通っておられる患者さんの文章が載っているのでとその方から頂いたものです。本のタイトルは「1歳から100歳の夢」。この本を読んでいくうちに、これからの日本という国を考え、いろんな夢を実現させようとしている方の気持ちがひしひしと感じられます。

 13歳の「生きているだけで人の役にたっているんだ」という言葉もすごいし、ヒッチハイクで日本縦断を果たした18歳の青年が何でも挑戦してみようという夢も具体的になりそうで楽しみです。又日本を支える技術(ナノテクノロジー)を研究する夢を未来の地球を守ってみせるとまで19歳の方が語っています。

 20代以降も夢は続き、病と闘った素敵な女性が「自分がいつ生まれるか誰も知らなかったように、いつ命の灯が消えるかもしれない。そんな命の尊さを知った今、あえておばあちゃんになりたい」と夢に綴っています。

 30代で1枚の「アフリカなどの貧しい国々の子供達の金銭的な里親になってほしい」という広告を見てアフリカに2人も里子を持ち、その子達の夢に期待したいと語る青年。夢がいっぱい・・・

  88歳のおばあちゃんは「抱いて運んでもらったり色々してもらい、みんなに大事に されることが嬉しいねん」と語りかけています。92歳で通信教育部の大学生になった方など本当に一人一人の夢を読むだけで勇気と感銘を覚えました。100人の皆さんの顔が又とっても希望に満ちていて素敵!そして皆さんの共通の言葉は「夢は必ず叶う」 です。私たちも夢をもって 毎日を前向きに生きていきましょう。


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