介護保険
 

● 公的介護保険 ●


7.サービス開始までの流れ
      市町村へ介護サービスの申請
       (一次審査) 認定調査
              面接調査(全国共通の31問73項目をコンピューター処理)
              かかりつけ医による意見書
       (二次審査)介護認定審査会 (市町村区の保健・医療・福祉の学識経験者)
8.判定
       自 立   介護保険の給付サービスなし
      @要支援   日常生活の能力は基本的にあるが、入浴、衣服の着脱などで週数回の介護が必要
        (虚弱)  (6万円)
      A要介護T  立ち上がりや歩行が不安定。衣服着脱、掃除などで毎日1回の介護が必要  
        (軽度)  (14〜16万円) 
      B要介護U  起き上がりも自力では困難。食事、排泄、入浴などで毎日1回の介護が必要
        (中度)  又は一部介助が必要(17〜18万円)
      C要介護V  起き上がり、寝返りが自力でできない。毎日2回の介護が必要
        (重度)  (21〜27万円)
      D要介護W  日常生活の能力はかなり低下。意志疎通ができない人も。
        (最重度) 1日3〜4回の介護が必要(23万円)
      E要介護X  生活全般にわたり部分的または全面的な介護に頼る。
        (最重度) 1日5回以上の介護が必要      (23〜30万円)
 
        Dの段階に関しては、まだ流動的で「痴呆」にたいするケアの方法が確定していないらしい 
           在宅より判定結果通知まで30日以内
        @は在宅のみ、A〜Eは在宅か施設かを選択
8.実際のサービス内容のモデル案
        ホームヘルプ  訪問看護 デイサービス ショート    該当者数
       ──────────────────────────────────   
       @1〜2回/週    1回  1〜2回  1〜2週間/年    133万人
       A  1回/週    1回   3回    1週間/2ヶ月   4万人   
       B  3回/週    1回   3回    1週間/2ヶ月   4万人
       C  7回/週    1回   3回    1週間/2ヶ月   13万人
       D  3回/週    1回   3回     1回/週      21万人
       E  7回/週    2回   3回    1週間/月      32万人
       ──────────────────────────────────
9.在宅を選んだ場合
     次の3つの選択がある
       1)ケアプランの作成依頼 
         ・ケアマネージャの訪問調査・プラン作成
       2)自分でセルフプランを立てて市町村へ届け出
       3)ケアプランを立てずサービスを購入、後日精算
         ・サービス開始
10.施設を選んだ場合の利用者負担の例
       特別養護老人ホーム   約47,000円 (利用料 24,000 円)
                          (食費 23,000 円)
       老人保健施設      約50,000円 (利用料 27,000 円+食費)       
       療養型病床群      約61,000円 (利用料 38,000 円+食費)
       痴呆性疾患病棟
          いずれも平均的な負担額。95年度価額。
          オムツ代は含まれているが、その他の日常生活費は別途自己負担
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