● これからの薬の飲み方を考える ●これまでの薬は食後に飲みましょうと指示されることが多かったですね。 このことを胃を荒らさないためには当然だと考えられた方が多いでしようが、中には何だか変だなあと思われた人もおられるでしょう。 体調を崩して、食事をほとんど摂らなかった場合には、「どうしよう」と悩んで、不安ながらも薬を止めてみたり、心配のあまりクリニックに相談の電話をかけてこられる方もあります。実際、どうするのが良いのでしょうか。
<食後の服用に深い意味があるか>
これまでの薬の服用の最も一般的な処方は、次のように書かれています。
(1)食後が、もっとも忘れずに服用しやすい。
これは、その通りですね。食後なら食卓や居間の引き出しに入っている薬剤を取り出しやすく、また、その薬を飲むのに水やお茶がすぐ手元にある。
(2)食物が胃に多い方が、胃の粘膜を傷めないのではないだろうか。
このことも否定できませんが、近年では、冑に障害を与えない薬剤も多くなっています。ステロイド剤、鎮痛剤といった特定のもの以外は食後でなくても特に異常を与えないものが多いのです。
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