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● 今、なぜアシステッドリビングホームが必要なのか A ●


 アシステッドリビングホームの大きな特徴は、入居者はケアニーズが高くなった場合でも別の場所に移る必要がないということです。アシステッドリビングホームでは、一人で生活できるよう設備の整った部屋を備えており、ケアサービスは、通常月々の料金に含まれますが、別のサービスを受けたい場合にも、別料金の追加でそのサービスを受けることが可能です。そのため、高齢者の方が必要だと思うサービスを選択し、その料金だけを頂いています。

また、アシステッドリビングホームでは、「家庭的」ということに重点を置いています。この家庭的な雰囲気こそが、今の日本の施設には―番欠けている点なのです。ずっと暮らしたいと思える環境こそが、高齢者やそのご家族にとっての願いなのです。

 また、アシステッドリビングホームでは、巨額な入居金は、一切心要としていません。自分の家や財産を処分する必要がないのです。このような、アシステッドリビングホームが増えることで、多くの高齢者の方々が救われるのです。今、米国では施設ではなく家庭的な居住環境で提供されるサービスを通じて自立生活を継続していくことが望まれているのです。


 これはきっと日本でも同じことが言えるはすだと思います。その上で我々が考えなければならないことは、誰がそれを必要としているのかということです。今、現在の高齢者やそのご家族の方だけなのでしょうか。いいえ、違います。我々もいつかは、介護を必要とする高齢者になるのです。我々が迎える時代には、介護をしてもらえる家族がいるという保障はないのです。だからこそ、今それを必要としている高齢者の方々のためにも早急に対応して行かねばならないと思うのです。

 我が国も「新ゴールド・プラン」を掲げ全力をあげています。しかし、財政問題もあり思うように展開されていないのが現状です。今後、行政だけに高齢施策を委ねるのではなく、我々全ての国民がこの高齢祉会の問題こ興味を持ち、21世紀に訪れる超高齢社会に対応していかなければならないと思います。
そして、我々はアシステッドリビングホームのようなホームが、今後、我が国において増えることを信じ続けています。

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