welfare
 

● アシステッドリビングが成長する社会的背景 ●


ナーシング・ホームへの入所の重要性
Importance of Inappropriate Nursing Home Placements

アシストを必要としている多くの高齢者は他に選択肢がなかった事から不適当なナーシングホームへの入所を余儀なくされていました。概算ではナーシング・ホームの全入所者の内の約50〜70%の人達は常時の医療介護を必要とせず、ALハウスの様な環境下でも十分に安心ある生活を営む事ができます。むしろALハウスの方が精神的なケアーの面でも遙かに適した環境であるといえるのです。現在、全米のナーシング・ホームの入所者は約200万人です。この中の100万人から140万人の人達はALハウスにおいてより適したケアーを受け取ると同時に経済的にも負担の軽減になるのです。

保険福祉制度改革
assisted home
 長年に渡って州、連邦政府は増加の一途をたどっている保険費用を抑える様に苦闘してきました。勿論、これは現クリントン政権も取り組んでいる重要議題です。国がコストを極力抑えながらもサービスの質の向上を図る方法はないかと模索する中でALは一層注目を浴びてきました。

ALハウスは米国の高齢者の長期ケアー分野での費用削減に重大な役割り果たす事になります。例を上げると、ALハウスの通常のコストはナーシング・ホームケアーの約60%です。医療による監督を常時必要としない高齢者に対して不適当、且つ、高額なナーシング・ホームでのケアーを避ける事によって米国の保険福祉制度は毎年巨額な費用の節約ができる事になります。ALによって提供される入居者サービスはアシストを必要とする方々に良質な生活環境を提供する事が出来るのです。

州の多くはALハウスが施設収容の代わりとなりうる事を認識すると同時に推進しはじめました。トラベラーズ社、アメリカン・エキスプレス社、エー・エヌ・エー社等、大手保険会社は費用の高いナーシング・ホームの代わりにALハウスを利用する保険加入者に対して特別手当の支給をしはじめました。ALハウスが正しく運営されれば国会議員や米国市民が要望している保険福祉制度における支出と浪費の削減を実現させる事が出来るのです。より多くの保険会社、州、そして最終的には連邦政府がALのコンセプトを容認する事によってALの需要も飛躍的に伸びることになるのです。

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