学童保育
 

● 発見!!子ども達のオアシス ●


子ども  ここは大阪市福島区にある民設民営の学童保育所。
「ただいま」と元気な声で帰ってくる小学1年生、そして、「お帰り」と暖かい声で返事を返す指導員。勉強道具が一杯詰まった重たそうなランドセルをおろし、早速、今日学校であった事を指導員に一生懸命話しはじめる姿は家庭そのもの。話を聞く指導員も子ども達の学校での生活に変化はないかと・・・・・

 学童保育所が生まれてはや50年(1948年、日本で最初の学童保育所 大阪市東住吉区の今川学童保育)放課後、留守家庭児童の安全や子ども達が健やかに成長するために、又、働く父母の達のためにと、地域を巻き込んだ取り組みの中で、大きな役割を果たしてきた学童保育所、その素晴らしさを今回取材し紹介致します。

子ども

学校での話が終わると宿題に取り組み、わかないところがあれば指導員に尋ねながら宿題をおえ、今日の学童での活動を指導員と確認・・・・・
学童保育は低学年の児童が中心であるものの、高学年の児童もリーダーとして指導員を助けに訪れます。学童保育は、子ども達に自らが考える力を育てると共に、仲間意識の中で相手を思いやる心や年齢差の違いを上手に活動の中で考え、子ども達同士の学びあいによって新しい発見を見つけだしているようです。

平日は放課後から夕方6時頃まで、又、夏休みや春休みなど学校が長期間お休みになるときは朝から始まります。子ども達の学童保育での活動は、指導員が考えたカリキュラムをはじめ子ども達自身が考えたものなどと様々ではありますが、すべての活動において指導員が一人一人の子ども達と接し、その子どもにあった指導を行うように努力されておられます。

昔ながらのけん玉遊びをはじめ、季節感を感じながら行う様々な行事、そして、一輪車、ドッチボールと多彩な活動の上、夏休み等には家族を含めたキャンプや野外活動によって自然とのふれあいなどすべてが目標と目的をもった活動を行っているように思います。

学校から帰ってきて、楽しそうに指導員と話をする姿、目を爛々と輝かせながら遊ぶ姿を見ていると子ども達のオアシスではないだろうかと思います。心で育てることが少しずつ忘れられ、もので育てる風潮の中で、学校教育・家庭教育とも難しくなってきた今日、学童保育所に大きな期待を感じます。

 21世紀を担う子ども達の為に、又、働く父母にとって安心して仕事が出来る環境が整えることを考えて行かなければ、高齢社会になった一番の原因である少子化問題は解決されないのではないでしょうか。

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