HSAN 医学的監査委員会 Halso-och sjukvardens ansvarsnamed
Ms. Annika Marcus General director 元裁判官
Mr. Lars-Ake Johnsson General Director 代理 元裁判官
氏名不明のリタイア 医師(40年間大学で勤務) −再調査必要 −
HSANは保険庁(6箇所のブランチあり)から分かれた国の行政局であり、監督局としての役割はSOSにあるがそれとは無関係に機能している。ストックホルムにのみある。予算は国会と政府から出ている。
活動内容:
患者からの申請が97%で残り3%はSOSから依頼される。 保険医療内容の苦情、医師あるいは看護師などによる医療事故と考えられるケースについて検証し、必要に応じて何らかの懲戒(譴責、警告など)を行う。
医師へのクレームは公文書として保管され、国民はいつでも閲覧可能である。
アルコールや麻薬などの薬剤乱用医師については社会保険庁SOSの監視を受け、3年間の監視期間を置いて結果判定する。
その間医師は診療可能である。反復などは免許停止、剥奪に繋がる。医師のみならず看護師も薬剤の処方権が停止される。SWでは看護師が病棟の薬剤管理の責任者である。
2000年
患者・家族からの申請は3000件 医師 75% 歯科医師 7% 看護師 7% その他
(準看護師、薬剤師、PT、救急車運転手など)
そのうち、90%は無罪、3%が譴責
社会保険庁からの申請は200件 85%は警告を受けている
今まで医師免許を取り消されたケースは1例で、訪問時に新聞一面に報道された眼科医が 始めてであった。(緑内障で無いのに手術を繰り返しており、HSANは数回警告した)
昨年は3200件、2003年は現在まで3300件の申請があった。
HSANが管理対象としている医療従事者は;
医師 30,000人 看護師・助産婦 10万人 歯科医師 13,000人
医療内容への警告は行わず、患者の安全確保が主眼である。損害賠償には全く関わってい ない。
委員会はディレクター主宰で週1回開かれる。9人構成で、県議会の代表、国会議員、元元議 員など国民代表4人、労働組合代表、医師、看護師、病院職員が占める。任期3年で政府
が任命する。HSAN専任職員は30名で、弁護士13名(ディレクターら二人を含む)、医師 1名でそのほかに外部コンサルタントが40名ほどいる。3200件の申請案件のうち20%が
この委員会にかけられる。残りはディレクターと代理で処理する。
患者は規定の報告書で申請する。事故発生後2年間の猶予期間あり。
法律専門家が"カルテ"を取り寄せる。患者は自分の医師の名前も知らないことがある。その後、当該医師に苦情が患者から申請されていることを伝える。医師は返答する義務が
ある。
医療専門家の評価を受ける。その基準は加療時の医学及び診療実践について平均的なもので、最低限許容しうる診療である。 医療基準には詳細な規定(カルテ管理、新生児取り扱い、麻酔、手術前後の病態比較、薬剤投与量の規定など)があり、診療工程の評価も行われる。カルテ記載の不備から判定不
能になるケースも医師は"不良医師"として警告を受ける。
委員会にて法的判断がなされる。
患者あるいはSOSからの案件
HSAN 3200件
↓
県の行政裁判所 900
↓
地方行政裁判所 15
↓
政府裁判所 0
Lex Maria法による医療事故(過失を伴う、ある一定以上の重篤な結果をきたした事故)は、責任医師が必ず上級医師に報告しなければならず、上級医師の判断で報告の可否が決
まる。
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