長期にわたり連絡等をお送りすることができず、皆様にたいへんご心配をおかけすることになってしまい非常に申し訳なく思っております。
昨年(2000年度)の総会以降、会の活動を再スタートさせるべく暫定世話人会で会報の編集、発行等について話し合ってきましたが、中心になっていた藤崎が思うように責任を果たすことができずに時間が経過し、そのうえこの4月からは藤崎が奈良医大から岐阜大学に異動するということになってしまい、従来の在阪での事務局活動が非常に困難な状況が生まれてきてしまいました。
昨年の総会以降、医療情報開示をめぐる社会状況もまた大きく変化を見せ、本来は医師の会が活発に役割を担う状況が生まれてきているにも関わらず、このようないたらなく真に情けない限りなのですが、何時までも中途半端なままでは、ますます皆様方にご心配と混乱を招くことを考えるならば、当会の活動の一時休止も考えざるを得ない状況に至ったと認識しております。
休会とは言え、これまでの当会の果たしてきた役割、歩みは意義の多いものだったと思いますし、当会の存在なくしては全国のあちこちで地道に活動されていた多くの医師たちの間で現在のようなネットワークは生まれ得なかっただろうと考えられ、そういう意味でも貴重な財産は引き継いでいきたいと思っております。
具体的にはまず、当会のホームページの方は今後も続けていきたいと思っていますし、可能な限りで医療記録開示に関する新しい情報をアップしていきたいとは思っています。
また、依然として取材や講演という形での当会に対する問い合わせも多く、それについても該当者紹介のネットワークを作り、今後も対応していきたいと思っています。
また、機会がありましたら、当会ないし世話人の個人名での単発の学習会、あるいはシンポジウムなどのイベントは、今後もチャレンジしてみたいと思っています。
しかしいずれにしろ、今の事務局事情では会費を頂いての定期的な活動は今後困難と思われ、会計年度的にも新年度に入らない形で休会にしたいと考えています。
今後も本会員の皆様が日常診療における情報開示の実践を患者さんとともに継続して地道に蓄積し、なるべく早い時期に何らかの形で再起を期したいと考えております。
突然のお知らせで皆様にもご迷惑をおかけして、まことに申し訳ない次第ですが、暫定世話人会、事務局のおかれた状況をご理解頂き、ご了承頂くよう切にお願いいたします。
「医療記録の開示を進める医師の会」
暫定世話人 藤崎和彦、金谷邦夫、桜井隆