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● ナーシングホームとアシステッドリビングホームとの違い@ ●


    ナーシングホーム アシステッドリビング


・ある程度の機能を喪失した人、または回復が望めない人に一定の期間、継続的に提供される、保健、パーソナルケアおよび社会サービスを組み合わせたもの ・一人での生活が困難になった方や、日常生活を営むうえでなんらかの介助・補助が必要な方にスタッフが24時間体制で、食事・入浴から投薬のお手伝いまでを行う高齢者向けの生活援助型ホーム


・1960年代−民間の参入が相ついだ、第1次ブーム
・1980年代−250億ドル市場に成長。だが小規模な経営主体が多く利益幅は低い。利益追求のため大企業による買収続出し豊かな高齢者を狙ったマーケットを拡大
・1981年−SUNRISE TERRACE 誕生Paul.Klaassen氏がオランダの高齢者用住宅プログラムを取り入れ自宅を改造、修繕して造る(グループホーム的) そのホームをアシステッドリビングホームと名付ける
・1990年−ALFAA の発足(Assisted Living Facilities Association of America)サンライズテラス社社長のPaul.Klaassen氏の立案で、ワシントンDCに設立。
・1995年−ALFAA の会員数(約1500団体)



・民間企業(約80%)施設運営の直接的責任は州 ・民間企業、投資家、個人等、建築関係、金融関係、デベロッパー

・おもに満65歳以上の高齢者(医師の認定自己負担・公的保険の支払い能力による) ・年齢制限はない(継続的な医療看護を必要としない方)

・ナーシング・ケア、パーソナル・ケア住宅サービス ・住宅サービス、サポートサービス、パーソナル・ケア、健康管理


・自己負担65%、メディケイド33%、メディケア2% (月額)約315,000〜517,000円
・1988年には、431億ドルが、ナーシングホームに費やされた
・自己負担
(月額)約105,000〜450,000円


・15,000施設(約200万人利用) ・3万〜4万ホーム(約100万人利用)



・入居者の人数が多いため、個人に合った適切なケアができない。特に、アルツハイマー病を含む痴呆性老人など)
・医療化されているのである程度の治療等は可能である(診断・注射・包帯・特別看護)
・全体の雰囲気が病院の環境に似ている
・入浴、食事時間、活動および就寝時間数などの厳格な規則のもとで生活している
・障害をもつ高齢者のニーズに応えるために設計されている
・個室も用意されてあるが、ほとんどが2人部屋で、インテリアは統一されており個性がない
・病院のような規則的な生活は、日課や活動計画を拒むおそれのある痴呆老人にみられるような、一人ひとりの内面的な生活時間と適合しない
・メディケイドによる助成がある
・入居者の人数が比較的少ないので、個人に合った適切なケアができる
・グループ活動が少ないため、混乱させるおそれのある刺激が排除される
・痴呆の程度に合わせて、援護サービスが用意できる
・医療的看護以外のサービスを提供する
・医療的な治療が必要な場合は、病院に通院・入院、もしくは訪問看護などのサービスを受け治療を行う
・一人で生活ができるよう設備の整った部屋を備えており、自分の馴染みのある家具などを持ち込むことができる
・時間的な規則がないので個人の自由な時間を持つことができる
・ホームによる助成が用意されている
 *高齢者人口
  (1993年現在、総人口2憶5826万人のうち、65歳以上は3280万人、    男性:1330万人 女性:1950万人)   *高齢者人口比率の増加 (2030年までに人口の22%が65歳以上。逆に21%が18才未満と見込まれている)

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